豊栄稲荷神社

豊栄稲荷神社(とよさかいなり)

前田正甫公御創建
豊栄稲荷神社御由緒
御祭神 宇迦乃御魂神 大宮乃売神 佐太彦神
 摂社薬祖社 小名彦神 前田正甫(まさとし)公 前田利保(としやす)
         万代常閑翁(もずじょうかん) 日比野小兵衛(ひびのこへい)
         松井屋源右衛門(げんうえもん) 八重崎屋源六
 摂社(せっしゃ)成就天満宮 菅原道真(すがわらみちざね)
 末社呉羽社 伏見稲荷大社創建秦伊呂具(はたいろぐ)公 呉服女(くれはとり) 綾服女(あやはとり)
 豊栄(とよさか)稲荷神社は宝永元年(280年前)に富山藩二代の藩主前田正甫公が千石蔵(現在の仙石町)の隣接地(旧星井町稲荷高)に社殿を造営され伏見稲荷大社の御分霊を祭られ富山藩の五穀豊穣と殖産振興を祈願され、歴代の藩主が祭られた藩祭の神社です。
 宇迦乃御魂神は穀物の守神で伊勢の外宮にお祭りする豊受(とようけ)大神と同じ神様です。また大宮乃売神は宇豆女神(うずめかみ)とも申し上げ、佐太彦神は猿太彦(さるたひこ)神とも申し上げ、天孫降臨の時に国ゆずりを円満に成立させた功績で商談成立の神として信仰されます。
 なを現在の社殿は昭和47年12月から環境の良い呉羽山頂で ご造営工事を進め、広く富山県内の主な会社、工場、商店など多くの奉賛によって完成され、49年10月御遷座祭(ごせんざさい)を奉仕し、永遠にこの地に鎮座(ちんざ)されることになりました。
 なお、摂社薬祖社は医薬の守り神少名彦神と、当神社を創建され越中売薬の始祖と仰ぐ前田正甫公を始め、富山県薬業振興の始祖達をお祭りしてあります。
 また、摂社成就天満宮は前田家の祖先で学問の神さまと仰ぐ菅原道真公をお祭りし末社の呉羽社は伏見稲荷大社と創建された秦ノ伊呂具公(秦始皇帝の子孫)と応神天皇の時に百済(くだら)から帰化して呉羽山に住み地方の子女に綾絹を織る技術を教えた呉服女と綾服女の三柱を祭り、日本の繁栄に貢献した帰化人への感謝から お祭りするものであります。
 祈願祭斎行
  社運隆昌・労働安全祈願祭り  商売繁盛・家内安全祈願祭
  交通安全祈願祭  学業成就祈願祭  初宮詣など
 藩公御成り観桜祭  呉羽山音頭奉納
  毎年4月第2日曜日 午前10時から 豪華元禄絵巻
   呉羽山観光協会


七草健康祈願祭

七草かゆを神前に供え、参拝者の皆さんに振舞う”七草健康k顔祭”が、例年1月7日に開催されます。参拝者が「七草の歌」を唱和する中、五十嵐宮司が七草を包丁で刻みます。七草はかゆに混ぜられ神前に供えられた後、参拝者に振舞われ、お神酒や七草かゆを味わい、一年の無病息災を願います。



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